阿見町に越してきてからお米がより一層美味しく感じるようになりました。
茨城のお米は美味しいです。
私が使用している畑は農村地域にあり、田んぼが至る所に点在しています。外から観るかぎり今年も豊作のようで、ほとんどの田んぼがここ数週間以内に稲刈りを終えました。稲刈りの風景を見るたびにいつかは私も稲作をやってみたいと思います。今は自分の田んぼを持つ余裕がありませんので、せめて稲作の体験だけでも積んでおこうと、毎年知人にお願いして田植えや稲刈りを手伝わせてもらっています。(今年の稲刈り体験は後日別途で報告します。)
私が感銘を受けた考え方に食養というものがあります。食養とは明治時代の医師、石塚左玄氏が提唱し、簡潔に言うと医食同源だから普段の食事を気を付けよという考え方です。食養では、人は歯の構成通りに食せと教えます。それは、人の歯には、粒をすり潰すのに適した臼歯が20本、葉を噛み切るための門歯が8本、肉をひきちぎる役割の犬歯が4本あるので、その割合に応じて食物を取り入れよということです。日本で言えばお米、それも皮付きのまま、つまり玄米を中心とした食事を勧めています。そこで本日は、経験から得た玄米を美味しく頂く方法を記載します。
①玄米の購入方法
直売所、米屋、農家から購入するのが、品種が複数あり、栽培方法(無農薬、特別栽培、慣行栽培)の異なるお米があるのでお勧めです。玄米だと白米のように精米の手間が無いため、白米よりも安く購入できる場合があります。
②精米を利用
普段白米を食べていて、いきなり玄米に変更すると食感が異なり食べにくさを感じることがあるかもしれません。そこで、始めは七分、五分搗き米を食べ、味に慣れてきたら三分搗き、玄米に変えていくと抵抗が少ないです。七分や五分搗き米を白米と何ら変わりなく食べられる人もいます。この精米ですが、直売所、米屋、農家は籾付きもしくは玄米でお米を保存しているので、お願いしたら搗く度合いを調整してやってくれます。家庭用の精米機を利用するのも便利です。
③調理方法
炊飯器で炊くよりも、土鍋や圧力鍋で炊くとより美味しくなります。少し手間はかかりますが、弱火で1時間以上かけて炊くとふっくら仕上がります。自分の好みの炊き方を覚えるまでは、試行錯誤が必要になるかもしれません。
④食べ合わせ
玄米には胡麻塩、塩気や油気のあるお菜や漬物、味噌汁があると食べやすいです。玄米は食べ応えがあるので、ちょっとのお菜でも満足のいく食事になります。よく噛んで召し上がって下さい。
以上です。
私の意見としては、玄米は美味しいお米です。現にたくさんの玄米を出すレストランがあり、それを証明してくれています。茨城では至る所でお米が栽培されています。米農家さんが精魂込めて作ってくれたお米を、主食として(米を中心とした食事で)なるべく精白せず頂きたいものです。
大箸
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