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執筆者の写真Clover Farm

沢庵漬け

昨年末に漬け込んだ沢庵が出来上がり1月下旬から食べ始めました。

仕上がりは、手前味噌ながらとても美味しく作ることができました。


漬け込みの途中、10日以上経過しても水が上がって来ず、失敗したかなと不安に駆られました。塩水を入れて呼水をしたところ、その後は水が上がり無事に完成しました。今年は大根の大きさがまちまちだったため、漬け込む前の干し上がりにも差がありました。二つ折りにできるくらいに干し上がったものもあれば、Vの字程度の干し上がりで漬け込んだものもありました。それぞれの干し具合で漬け上がりにも多少の違いがありました。食感は十分にありますがしっとりとした中に十分な食感があるものや、水分が抜けてパリパリとした歯応えのものもあり、違いを楽しむことができました。


沢庵は我が家では冬の常備食で毎食、数切れづつ食べています。(大箸に作るお弁当にも毎回入れてます。)今年は2年目の沢庵作りでしたが、作る直前はどうしようかなと迷いが出ました。というのは少々手間が生じるからです。一緒に混ぜる柿の皮やみかんの皮は季節が少しずれるため、事前に冷凍保管しておき、日中の気温が10度以下に下がるのを待って、天日干しで乾燥させます。(乾燥の機械を持っている方はすぐに乾燥させることができると思います。)大根が採れ始めると、一気に30本くらい畑から抜き取り、それを水洗いして2本で1対の形にして干し竿に吊るします。我が家では大根の干し竿が目線と同じ高さにあるため、持ち上げるのに苦労するためこの作業がとても大変です。(最近知人から聞いたのですが、吊るして乾燥させなくても横に並べても乾燥できるそうです。今年からはもう吊るしません。)しかし、完成した沢庵を食べるとその美味しさに負けてまた作ろうと思い、作る前に感じていた面倒だなという思いは一変してしまうのです。

沢庵以外にも一緒に漬け込んだ大根の葉を使ってふりかけも作りました。(お料理教室の先生に教えてもらいました。)

材料は漬け込んだ大根の葉っぱ、みかんの皮、昆布、沢庵の端切れ、それ以外に生姜、油揚げ、胡麻を使います。作り方は簡単で、漬け込んであった材料の糠を流水でよく洗い流して水気を切り、細かく刻みます。生姜、油揚げも細く切ります。プライパンを熱してごま油を注ぎ、生姜によく火を通したら他の材料を入れ一緒に炒めます。少々の醤油とみりんで味付けしてたっぷりの胡麻を混ぜたら完成です。ふりかけの他におにぎりの具材やチャーハンに混ぜたりと万能な常備菜になります。


沢庵作りの材料は全て無農薬の素材で、自分達で育てた野菜以外は日頃お世話になっている農家仲間から揃えました。(大根と唐辛子は自分達で栽培したものを使い、米糠、みかん、柿は農家仲間から揃えました。)自分の育てた野菜と自分が知っている地元の生産者の素材を生かして調理できることは、身土不二を大切にしている私達にとっては大変嬉しいことです。我が家では漬け込んだ沢庵は3月いっぱいくらいでいつも食べ切っています。(塩分濃度が5%未満と低いので、気温が高くなると常温での保存ではカビの発生を防げません。)沢庵がなくなる頃に近づくと、畑には菜の花が咲き誇ります。(少しづつですが、私達の畑にも菜の花が出てきました)菜の花の収穫が始まると我が家では沢庵に代わり菜の花の塩漬けが春の常備菜となります。冬の塩辛い漬物の味とは違った、春ならでは少しほろ苦さがを感じる美味しい漬物になります。作り方は至ってシンプルで簡単ですので、菜の花の塩漬けを作る時にはまたブログで紹介させて頂きます。


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